コロナ禍になって3回目の春を迎えました。昼間の気温もずいぶんと高くなってきています。まだ湿度がないので過ごしやすいですが、これから夏に向けて暑さにプラスして湿度も高くなってきます。そこで心配になるのは「熱中症」です。
マスクを着用すると皮膚からの熱が逃げにくくなったりと、知らないうちに脱水症状に陥り体温調節ができなくなって熱中症になってしまうリスクが高くなります。海外の多くの国ではすでにノーマスクで生活しています。屋内はマスクを着用する国もありますが、屋外では基本的にノーマスクの方向に動いています。
海外では感染原因について空気感染が主であることが広く認識され始めています。つまりマスクを着用する市内に関わらず、ウィルス濃度の高い場所に行けば感染するという事です。しかし、日本ではいまだに接触と飛沫が主な原因だとする従来の考え方のままです。そのため感染症対策の方法もコロナウィルスが未知のものだった時の対策と何ら変わっていません。
日本には他国と比べて「同調圧力」や「世間体」といった力や考えが強い傾向があり、今回のマスク着用に関しても「他の人と違うことをしたらいけない」「みんながマスクしているのに自分だけ外せない」といった理由からマスクをしている人もたくさんいます。
過去2年のゴールデンウィークはコロナの影響で海外に行くことが難しかったですが、今年のゴールデンウィークでは多くの人が海外で過ごしました。そんな中聞こえてくる声は、「海外はマスクをしなくていいので気持ちよかった」といったものです。
本心ではマスクをしたくないのに「みんながしている」からという理由でマスクをしているのです。海外ではみんながマスクをしていないから「マスクをしない」のです。これは完全に思考停止状態です。マスクをする、しないを決めるのは周りの人がしているかどうかではなく、科学的根拠を自分なりに調べて、納得した上で行動するべきです。