いつかは英語が話せる様になりたいと思う日本人は多いのではないでしょうか。じゃあ質問です。「英語を話せる」ってどのレベルの事ですか?この答えは人の数だけ存在しますよね。不自由なく海外旅行が出来るレベル、ビジネスで困らないレベル、通訳レベルなど、その人の求めているによります。
子どもは大人と違い脳が柔らかいので、英語の環境に居れば自然に覚えていきますが、大人そうはいきません。そんなときに考えなければならないことが「断捨離」です。例えばビジネスで使える英語を話したいと思っている方が、「おむつ」や「冥王星」「中国の王朝」などという言葉を勉強する必要はありません。その業界にいる方は別ですが。
なのでまず、自分が求める業界や世界で必要とされる言葉やフレーズから覚えていく事が「英語を話せる」ための最短距離だと思います。海外旅行で使える英語を覚えたいのであれば、道の尋ね方やレンタカーの借り方、ホテルでの予約やショッピングの時に使う単語やフレーズを覚えることです。
単語やフレーズを覚えたら、一番重要なこと「アウトプット」する経験を積むことです。今は格安でオンライン英会話などで英語話者と繋がることができるので、そういったものを利用してとにかく話す経験を積むことです。最初の頃は相手の発音が聞き取れないことも多いと思いますが、そのうち耳が慣れてきます。
英語の言語学者や通訳になるなら別ですが、言葉を勉強するには、とにかく完璧を求めてはいけません。言葉とはコミュニケーションのツールなので、間違っても問題ありません。いや、どちらかというと間違わないと言葉は覚えられません。
子どもが日本語を学ぶのも「間違い」を繰り返すことによって覚えていきます。そこは大人も同じです。間違うことを繰り返して言葉が自分のものになっていきます。よく、新しい単語やフレーズを3回使う機会があれば、その言葉が自分のものになると言われます。
そのためにも常に英語で会話をする機会を設ける事が重要になります。英語は勉強ではありません。他者とコミュニケーションをとるためのツールに過ぎないのです。とにかく楽しみながら続ける事、そして声にだして会話をすること、この2つさえできれば英語を話せるようになります。